故郷の繊細な四季の変化を、ご紹介します。

残花  12月20日   
 イヌフグリ

春一番、土手の雑草に点々と姿を現した小花。光を浴びると星屑のようにきらめきだす。その花が未だ咲いていた。長い季節の中の最後のときめき。
名前のいわれは知らない。
 タンポポ

この花も逞しい。氷点下4度、5度の世界を切りぬけ、思い切り自分を主張している。多分、外来種の西洋タンポポなのだろう。近頃この種が増えてきた。夏の盛りには畑の畦が黄色く埋め尽くされてしまう。
彩り 12月22日
ホウズキ

厚い氷の上に赤いホウズキが一つ転がっている。風で飛んで来たのだろうか。霜に打たれているが、鮮やかさは未だ褪せない。枯れた世界の彩り。中がどうなっているか興味が湧く。


野生の繭。裏山を歩いていて、道脇の枝で淡いみどりの繭を見つけた。折りからの風に少し揺れている。日本の養蚕はここから始まると、地方紙の連載で知った。春になれば蚕が顔を出すだろう。


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