故郷の繊細な四季の変化を、ご紹介します。

冬木立  12月8日   
 納屋

木々が葉を落とし、風景全体が息を殺している。上田市に出れば師走。サンタクロースが媚びている。枯れ山の中に浮き立つのはモミの木。モミはこの里の隠れた産物である。毎年ニュースになる銀座のツリーは嬬恋産。
 廃屋

樹齢60年にならんとする唐松が二本、冬空に向かって伸びている。台風の度に倒れないかと心配するのだが、枝さえも折れない。窪地にしっかり根を張って周囲を見下ろしている。昔なら材になっただろうが、今では日陰の身。その先に廃屋。
暖冬 12月10日
フキノトウ

この春3月、HPを開設した。その折りの「四季」がフキノトウである。驚いたことに、今朝何気なしに目をやると、老木の根元にフキノトウが3個芽を出していた。フキノトウは雪の下で春を待つと聞いていたが、目にするのは初めてだ。

もう花芽が見える。矢張り今年は暖かい。今日、明日にでも雪が降ればいいが、さもないと明け方の凍みに焼けないかと心配だ。正月に雑煮の汁にでも入れてみようか。後20日もすれば新しい年。


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