故郷の繊細な四季の変化を、ご紹介します。

番外編 立山   
 雄山

山登りなどしたことの無い私が、3日の湯ノ丸山に続いて、あの立山に上ることになった。上級者の仲間二人に「お花畑が満開だ」と言われ、身の程知らずにも、ついその気になってしまった。上田市のアルペンで帽子から靴まで総て新調した。室堂から一ノ越を経て雄山にアタック。
 トウヤクリンドウ

3千メートル級の山の怖さを知る。一ノ越まではデジカメ片手に鼻歌気分だったが、最後の直壁(?)に入ると足がすくんで立っていられない。体がフワフワとして、回りの景色が見えなくなった。これは素人の登る山では無いと、後悔する。
酸素が欠乏してリンドウが黄色く見えるのかと思った、トウヤクリンドウ
       花  
イワギキョウ

山頂で掬びを2つ食べたら、急に気分が落ち着いて、回りの連山がはっきり見えるようになった。下半身に軸ができた感じで、下りはルンルン気分で、その豹変ぶりに仲間2人が呆れる。岩の隙間に咲くキキョウ。元気になり別山まで行こうとしたが、突然の雨と霧で、途中から雷鳥沢に下る。
 チングルマ

雨があがり、霧が流れると目の先に憂いを一杯に含んだチングルマ。終わった花の後始末をしている。五枚の白い花びらより、伸びた羽毛状の花柱の方が、初秋の立山に相応しい。「満開のお花畑」には出会えなかったけれど、立山を思い出させる花には会えた。


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