故郷の繊細な四季の変化を、ご紹介します。

 雨の翌朝 7月20日 雲
 東雲

朝の5時過ぎ、明るくなるのを待って圃場に向かう。気分は「怒りを込めて」である。イノシシ対策だ。圃場に着くと私の気持ちなどお構いなしに、東の空が明るんでくる。
何日振りかである。梅雨末期の空だ。
 浅間山

浅間山は未だ見えない。朝の光と闇の名残が交錯している。野獣は気ままに歩き回り、爪跡が私を不機嫌にする。未だ浅間山は見えない。今年の梅雨明けは何時だ。
雨の翌朝 7月20日 霧
 朝霧

30分ほどすると圃場が再び暗くなった。顔をあげるとがたち込めていた。嬬恋の自然が動いている。キャベツを収穫する農家。ラジオの音が流れてくる。トラックターのエンジン音が響く。私は2つに割れた爪跡を追う。
 納屋

自分を嘲りながら圃場を後にする。納屋も霧の下である。シャッターを押していると知人が通る。やはり馬鈴薯をやられたと言う。昨年まで有効とされた防御方法では防げない。
納屋がここに移設された頃、イノシシなど見たくも見れなかったと知人が話す。


四季おりおりはこちらから