故郷の繊細な四季の変化を、ご紹介します。

 午後の湖 7月15日
 静寂

蒸し暑い日の午後、痛めた腰をかばいながら、バラギに向かった。レンゲツツジの群落は花びらを落とし、既に深い緑の葉に覆われていた。バラギは真夏の喧騒を前に、今は息を潜めて佇んでいる。
一瞬の静寂
 湖面

写真に残していなければ、そこに深紅の花弁が乱舞していたことなど、まるで幻である。
目の前の湖面が、水彩画のように心に染込んでくる。
今は未だ、キャベツを運ぶ車も、風を切るオートバイも走らない。
午後の湖 7月15日
 

パステルカラーの空と。夏休みに入れば、地平線の向こうからサッカー少年達の歓声が聞こえてくる。
キャベツ畑と隣り合うグランドで、乾いた空にサッカーボールが舞い上がる夏。
 テント

小学校6年の夏休み初日。娘達はここでキャンプを張った。激しい夕立で心配したが、翌日元気に帰宅した。初めての経験に少し興奮しながら、一夜の出来事を私と妻に話して聞かせる。
あれから何年目の夏だろう。


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