この里に住む人々の暮らしを、おりおりにご紹介します。

 餅つき 12月30日
 

昔は、12月30日の明け方になると、隣近所から餅をつく杵の音が聞こえてきたものだ。家でも祖父が健在で、私が中学生だった頃、最高で12臼突いた記憶がある。中学生になれば餅を突くのは当たり前の時代だった。勿論、粟餅やキビ餅もあったけど。
 蒸籠(せいろう)

蒸籠でもち米を蒸す。これは主婦の役目である。周りでは色とりどりの防寒服に身を固めた孫達が、興味深そうに見つめている。古くからの行事に、こうして触れる事のできる子供達は、きっと素直に成長して行く事だろう。
 餅つき 12月30日
 

水を足してあと幾つ蒸かすのだろう。子供の目が輝いている。そうだこの子供達は、田植えから始まり、稲刈り脱穀と、収穫の過程に総て携わってきた。そし今日の餅突き。それこそ、忘れがたい思い出として心に残るに違いない。
残念ながら私は2人の娘にこういう経験をさせてやれなかった。
 

中学生になれば一人前。大人なんかに負けない。ここで、子や孫の成長を改めて知る。息を切らせるのは大人のほうだ。きっと。子供はここで一つ成長する。
懐かしい大家族の餅突き。取材させてもっらって感謝。

謹 賀 新 年

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