この里に住む人々の暮らしを、おりおりにご紹介します。

   
 田植え

資料を整理していると、古いアルバムが箪笥の底から出てきた。アルバムをめくると若い頃の父母の写真が無造作に貼り付けてあった。
この写真の裏には、母の字で「昭和39年大笹」と書いてある。田植えの手伝いに行ったのだろう。母48才。向かって右。
 苗採り

田植えの写真が数枚出てきた。同じ頃だろうか。ここは我が家の苗代。後ろの風景で解る。今は台風で侵食され川原になっている。
昔、田植えは親類縁者の集まるお祭りだった。身内にカメラを持ったハイカラな人間がいたのだろう。左の母は泥臭い。この頃私は東京。
  
 仲人

父と母が生涯に一度だけ仲人をしたと聞いていたが、その写真も出てきた。三々九度の場面だ。父親も若かった。固めの酒を男と女の子が交互についでやるのだが、私も一度だけこの役を仰せつかったことがある。いたずらっ子のくせに、妙に緊張したことを今でも覚えている。
 旅先

日焼けした顔で、少し恥ずかしそうにカメラに向かっている。母が大島に言った事があるとは知らなかった。人は私が母に似ていると言う。この年になればそんなことはどうでも言いのだが、私の知らない母の一面に出会ったような気がして感動。
「言葉おりおり」の母。

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