
この里に住む人々の暮らしを、おりおりにご紹介します。
| 稲刈り 9月16日 | |
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はぜ掛け 高原に降りそそぐ太陽を浴び、実った穂先が風に揺れている。 秋雨前線に覆われた週の晴間。この郷でも稲刈りが始まった。篤農家がこの地に合った早稲品種を持ち込んだ。この圃場が基準となり、いよいよこの地区の稲刈りが始まる。今年は台風の被害も受けず、作柄は良好と言う。 |
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我が家で稲作を辞めてから何年経つだろうか。はぜ掛けのやり方も忘れそうである。そう言えば私の代では、5.6束まとめて立てる「ぼっち」で済ませていた。ものぐさも甚だしい。はぜ掛けの米は昔から旨いと言われていた。逆さに吊るす事によって、茎の養分が穂先のモミまで下がるのだろうか。子供達が運んでくる。祖父が掛ける。雲の間から陽が射す。 |
| 稲刈り | |
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継承 子供の頃、学校が終わると背丈程もある篭を背負って草刈にいった。牛馬の餌になる草刈は、子供達の仕事であった。篭が一杯になるまでは、誰も遊べなかった。篭が草で一杯になると、それを道脇におき暗くなるまで遊び回った。草刈が出来なくなると稲刈りである。稲刈り用の鎌を持って、大人に負けないスピードで稲を刈った。 |
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今、殆んどの子供達が農作業に携わることも無い。クワや鎌の使い方も当然知らない。以前、教師の友人に学校林の草くらい子供達に刈らせたらと話したら、家で鎌の使い方も教えていないのに無理だと反撃された。 稲束を運ぶ子供達を見ていると、日本の文化が受け継がれていくような気がして、嬉しくなった。 |