
この里に住む人々の暮らしを、おりおりにご紹介します。
| 石仏−大前 | |
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念仏堂の観音 急な坂道を少し上がった所に念仏堂がある。神社の大木に隠れるようにひっそり建っている。天明の浅間押しの後に建立されたと言う。子供の頃、ここに悪たれ仲間が住んでいて、その時見た煤けた仏像は、元禄時代の作と恩師は言う。そんな念仏堂の脇に、息を殺して佇む数個の石仏。晴れた日の午後、僅かに射し込む光。苔むした時代の証人。村人の喜びや悲しみを、その胸に刻んでいるに違いない。 |
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地蔵と馬頭観音 国道から川原に降りる途中に、お地蔵様が鎮座している。誰が着せたのだろう、赤い半纏。その横には、年代不詳の馬頭観音。その昔ここが街道だった頃、行き交う人馬の安全を願って、誰かが寄付したものだろう。時代が変わり人が変わっても、民の心は変わらない。 赤い半纏。 |
| 石仏−大前 | |
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道祖神 道祖神。何故か懐かしさがこみ上げる。じっと見つめると、こんにちはと声を掛けてくれそうな気がする。この道祖神は、私の家から国道に出た所にある。嬬恋村で最も古い双体道祖神だと恩師は言う。確かに風化していて行装も定かでない。私は今でも小正月には道祖神を作り、1月15日、どんどん焼きの火の中に投げ込む。 人は旅人。 |
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道祖神 神社の石段を登ると、古木の根元に道祖神が祭られている。寛政7年と刻まれている。どこから運ばれて来たのだろうか。恩師に尋ねると、オヨメ平の干俣道と門貝道の合流する辺りから移されたのではないかと言う。どこから来たかは兎も角、今は神社の高台で仲睦まじく、村人を見守っている。石仏。この温もりに少し触れてみたい。 |